生肉の持ち運びには保冷剤が必須アイテムです。
では、生肉の持ち運びに使う保冷剤と保冷時間の関係はどうなんでしょうか?
生肉は、一般的には30g(大きさは約5cm×12㎝程)の保冷剤と一緒なら、1時間半の持ち運びが可能ですし、40gなら2時間、100gなら3時間の持ち運びができます。これは季節によって外気温によって入れ物によって、違ってきますが、大体の目安として、どれくらいの保冷剤で生肉が何時間持ち運べるのかを知っておくといつでも安心して他の生鮮食品も持ち運べますよね。
生肉の持ち運びの保冷剤と保冷時間の関係を分かりやすく表にしたので見てくださいね。
専門的な難しいお話ではないですし、知っておくと色んな場面で使うことができます。
ここでは、
一般的な保冷剤と保冷時間の他に、生肉の理想的な保冷温度は0℃~5℃であることを踏まえながら、生肉の持ち運びにかかる具体的な保冷剤と保冷時間を季節ごと、持ち運ぶ箱など入れ物の大きさごとに分けて、徹底解説します。
保冷剤は特別に購入しなくてもデパ地下やケーキ屋さんで貰った物で十分なんですよ。
購入した生肉を徒歩で、自転車で、車で、ちょっとあの人に持って行く時に、参考にして美味しいお肉を味わってくださいね。
生肉の持ち運びに使う保冷剤の一般的保冷時間はどれくらい?
生肉を持ち運びに要する保冷剤と一般的な保冷時間
保冷時間 | 保冷剤の大きさ |
約1.5時間 | 約5cm×12㎝(30g) |
約2時間 | 約7.5㎝×10㎝(40g) |
約3時間 | 約9㎝×14㎝(100g) |
約5時間 | 約12㎝×17㎝(200g) |
約6時間 | 約12㎝×17㎝(300g) |
約8時間 | 約15㎝×22㎝(400g) |
約10時間 | 約15㎝×25㎝(500g) |
約16時間 | 約16.5㎝×24㎝(800g) |
約20時間 | 約19㎝×28㎝(1㎏) |
生肉持ち運びの保冷剤の保冷時間の目安は外気温が20℃ほどの設定ですので。真夏となると少し違ってきますが大いに参考になると思います。
真夏以外でちょっとした生肉の持ち運びならこの保冷剤と保冷時間の目安をメモしておけば、OKですよ!
ただ生肉は10℃以上になると、雑菌が繁殖しやすくなるため、10℃以上での持ち運びは絶対にNGです。徒歩で持ち運ぶのか、自転車なのか、車なのか、夏なのか、冬なのか で 時間も違ってきますよね。
要するに生肉の保冷温度を10℃以下で意識して保冷剤を準備するのが最も安心です。
私の場合は、ちょっとそこまでという時にはケーキ屋さんやデパ地下でもらうような保冷剤を複数使用したりします。
デパ地下やケーキ屋さんなどでもらえる保冷剤は数を貯めて使用するととても便利ですよ。
生肉を持ち運ぶ時の保冷剤の使用方法と保冷時間
持ち運びたい生肉に保冷剤を挟んで、それをラップでぐるぐる巻きにします。
私の場合は、スーパーで買ったお肉のパック2個分だとすれば、保冷剤の大きさは生肉のパックの長さよりちょっと小さいくらいのソフトタイプです。
簡単に言うと生肉と同じくらいの面積の保冷剤をグルグル巻きにするってことですね。
隣の県に住む親戚宅までよく生肉を持って行くので、これなら余裕で3時間は持ちました。
ラップでぐるぐる巻きにするのがミソです。普通の箱や紙袋より保冷袋に入れたら完璧ですね。
でも生肉を10℃で保冷するといってもなかなか目安が分かりづらいですよね。
次の章では生肉持ち運びの大体の保冷剤と時間の目安を具体的にご紹介します。
これも覚えておくとなにかと便利だと思います^^
生肉を持ち運ぶためのより具体的な保冷剤の大きさと時間(各季節)
生肉を持ち運ぶ為の保冷剤と時間の関係を表にしてみました。
保冷温度は0℃~5℃で設定しています。
この温度帯の方が特に夏場は、より安心です。
生肉持ち運び保冷剤と時間の関係 夏
0℃~5℃ | 保冷時間・8時間 | 保冷時間・16時間 | 保冷時間・24時間 |
5mm~2㎝ | 500g | 800g | 1.5㎏ |
2㎝以上 | 400g | 650g | 1㎏ |
生肉の保冷温度を0℃~5℃で保ち、生肉を入れる箱の厚みが5mm~2㎝で保冷時間が8時間までは
500gの保冷剤が必要っていう事になります。
私はいつも、400gまでの保冷剤。大体は200gの保冷剤を複数使います。
入れ物にしても通常5mm~2cmの間で考えます。
保冷剤は購入してまで使用しないので、頂き物の保冷剤を使用しています。
夏場の生肉の長時間の持ち運びはあまりおすすめしません。でもどうしてもという時にはぜひ参考にしてくださいね。
(保冷時間が8時間以上となるとこれはもうキャンプやバーベキュー時の持ち運びとなってくるので、保冷剤+クーラーボックスでの対応となりますね。)
生肉持ち運び保冷剤と時間の関係 春・秋
0℃~5℃ | 保冷時間・8時間 | 16時間 | 24時間 |
5mm~2㎝ | 400g | 650g | 1㎏ |
2㎝以上 | 300g | 500g | 800g |
生肉の保冷温度を0℃~5℃で保ち、生肉を入れる箱の厚みが5mm~2㎝で保冷時間が8時間までは
400gの保冷剤が必要っていう事になります。
気候と外気温の関係から小さな保冷剤でも持ち運びの時間がぐっと長くなっていますね。
やはり、生肉など生鮮食品は季節ごとに保冷剤と保冷時間の目安を知っておくと、
便利ですしより安心ですよね。
生肉持ち運び保冷剤と時間の関係 冬
0℃~5℃ | 保冷時間・8時間 | 16時間 | 24時間 |
5mm~2㎝ | 300g | 500g | 800g |
2㎝以上 | 250g | 400g | 650g |
生肉の保冷温度を0℃~5℃で保ち、生肉を入れる箱の厚みが5mm~2㎝で保冷時間が8時間までは
300gの保冷剤が必要っていう事になります。
冬は保冷剤はあまり必要ないと思われる方も多いと思います。
でも高級精肉店などは、冬場であっても宅配便の場合、当日不在であれば、即冷凍への切り替えを宅配業者に指示するというお店もあるくらいです。
生肉などの生鮮食品は冬だからと言って油断は大敵です。
生肉の持ち運び 保冷剤の保冷時間をもっとアップする使い方
生肉持ち運びの保冷剤の保冷時間をアップさせる効率の良い使い方
- 生肉と保冷剤をより密着させて外の空気と触れさせない様にし時間をアップする。
- 生肉を箱にいれる場合は、必ず保冷剤を生肉の上に置き時間をアップする。
- 生肉を空気層をもったもので保冷剤ごと包み込み時間をアップする。
生肉持ち運びの保冷剤の保冷時間をアップさせる具体的な使い方
- ラップを使って生肉を入れた器を保冷剤ごとぐるぐる巻きにする。
- その上からタオルで巻いたり、ビニール袋に入れたり、保冷袋に入れたりするとなお一層保冷効果が高まります。
- 梱包に使うプチプチで生肉を入れた器ごと保冷剤をしかっり巻いて外気を出来るだけシャットアウトします。プチプチってそのものが空気の粒が並んでいるようなものですから「空気層をもったもので生肉を保冷剤ごと包み込む」という保冷時間アップの鉄則にぴったりですよね。
その上からタオルで巻く、保冷袋に入れるなどして持ち運べばOK!
これだと私の場合、最長5時間は大丈夫でした。
段ボールに生肉を保冷剤と一緒にいれるのも保冷時間アップに良し!
生肉を入れた器の上部に保冷剤を置きビニール袋にいれて口を固く絞ったら、段ボールに入れます。更にこの時、生肉を入れたビニール袋の上に新聞紙に包んだ保冷剤をもう一つテープで貼り付けておくと更に良いと思います。(段ボールはボール紙を重ね合わせて作られているので、その重ね合わせた空間に空気層が存在している為、保冷剤の保冷時間アップに効果を発揮します。)
生肉の持ち歩き保冷剤とアルミホイルを使用する時の注意点
アルミホイルで保冷剤を巻くと保冷剤が長持ちするとよく聞きませんか?
なるほどアルミホイルは熱の伝わり方が早いため冷たいものに触れるとすぐ冷たくなります。でも反対に外の暑い外気に触れるとすぐ熱くもなりますよね。アルミホイルが威力を発揮するのは発泡ポリエチレンと一緒になったときです。つまり、保冷バッグのあの銀色のフワッとしている部分です。
アルミホイル単体では熱を通しやすいので、それで保冷剤を包んでも保冷効果はそれほどありませんし、逆に保冷剤の溶けるのが早くなりかねないので、注意してくださいね。
生肉に保冷剤を使い保冷時間をアップする時の注意点
私も以前失敗したんですが、保冷剤をしっかり凍結させていない場合です。
保冷剤の中身であるジェルをカチカチにせずに中途半端な状態で使ってしまうと、記載されている時間よりも早く保冷剤が溶けてしまいます。
保冷剤を使用する際にはしっかり凍結されているか要チェックです!
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まとめ
生肉を持ち運ぶ時の保冷剤の保冷時間は「夏」の場合は、2㎝以上の幅の入れ物に入れて、500gの保冷剤(約15㎝×25㎝)を使用すれば、8時間まで持ち運ぶことが出来ます。
同じように春や秋バージョンもそれぞれ300g、200gで8時間有効です。
でも500gの保冷剤ってかなり大きいですから、どのおうちにもあるとは限りません。
そんな時は小さいサイズの保冷剤を複数組み合わせたりすればOKです。
また、生肉を持ち運ぶ際に、保冷剤の保冷時間をもっとアップさせる使い方があります。
- 保冷する生肉と保冷剤をより密着させて外の空気と触れさせない様にし保冷時間をアップ。
- 生肉の保冷効果を高める為に空気層をもったもので保冷剤ごと包み込み時間をアップ。
そのためにはサランラップで生肉の容器を保冷剤ごとぐるぐる巻きにしたり、梱包用のプチプチで保冷剤事生肉の容器を包んでしまえばOkです。
- 生肉を箱にいれる場合は必ず保冷剤を生肉の上に置き保冷時間をアップ。
冷たい空気は上から下へと流れていくので保冷したいものの上にのせておきましょう。保冷したいものの上にも新聞紙で包んだ保冷剤を置いておけばベストです。
アルミホイルはそれ単体では保冷効果はさほどありません。熱伝導が良いため、保冷剤を包んでも暑い外気温も通してしまい、保冷剤が早く溶けてしまいかねないので、単体での使用は、やめたほうがいいですね。
そして保冷剤を使用する時には保冷剤がしっかり凍結されているかは必ずチェックしてくださいね。
大事な事は、
生肉は温度が10℃以上になると雑菌が繁殖を始める為、とても危険ですから、保冷剤と保冷時間を常に意識して持ち運ぶように心がけるという事です。
また、ここに記載した数値はあくまでも目安ですので、過信することなく参考として頭にいれておいてもらえると、とても便利だと思います。