この記事では冷凍されたえびで天ぷらを作る為の解凍のコツ、解凍しないで調理する裏技も紹介しています。
冷凍エビはその保存性と便利さから多くの方に選ばれますが、取り扱いを誤ると品質が大きく下がる可能性があります。
生鮮の状態でのエビは2〜3日で傷みやすいですが、冷凍することで数週間保存が可能になります。
適切な解凍方法やえびの臭みを消すための下処理の方法を知っておくこと急な食事の準備にも役立ちます。
冷凍エビを天ぷらにする時の解凍方法は?
多くの人がコストパフォーマンスを理由に冷凍エビを常備しているかもしれませんね。
でも、解凍の仕方にはちょっとしたコツがあります。
急激に温度を上げて解凍すると、エビの身が硬くなったり、美味しい汁(ドリップ)が流れ出てしまうんです。
その汁にはエビの旨味がギュッと詰まっているんですよ。
ですから、ドリップを最小限に抑えるためには、温度を低く保ちながらゆっくり時間をかけて解凍する方法がおすすめです。
冷蔵庫で自然解凍
冷凍エビを解凍するときは、自然解凍がおすすめです。
使う量だけを取り出し、皿やトレイにのせてラップをして、冷蔵庫でじっくり解凍しましょう。
この方法では室温で解凍するよりも時間はかかりますが、
エビの水分(ドリップ)が少なくなり、その結果、味の低下を防ぐことができます。
塩水で解凍
冷凍エビをより美味しくするためには、塩水を使った解凍方法が良いでしょう。
パッケージから出したエビを、海の塩分濃度に似た濃度の塩水で解凍することで、エビが縮むのを防ぎ、
ぷりぷりの食感を保つことができます。
塩水を作る際は、水1に対して塩を3%加えると良いでしょう。
具体的には、200mlの水に対して小さじ1程度の塩を混ぜれば、適切な塩分濃度の塩水ができます。
氷水で解凍
解凍時に氷水を利用する方法では、冷凍エビを空気をしっかり抜いたジップロックバッグに入れ、
そのバッグを氷と水をたっぷり入れた大きなボウルに沈めると良いでしょう。
多量のエビを一度に解凍する場合も、この方法でバッグごと氷水に浸すことで、効率的に解凍できます。
解凍するときの注意
流水で解凍する方法は手っ取り早いんですが、特に冷凍の海の幸やエビにはあまり向いていないんです。
なぜかというと、水の流れでシーフードが縮んでしまうから。
それに、家の電子レンジが解凍機能付きだとしても、エビの解凍に使うのはあんまりおすすめできません。
レンジで温めると温度が急に上がりすぎて、エビの水分が飛んでしまい、味が落ちてしまうことがあるんです。
話題の解凍方法
一度試してみたい!話題の解凍方法です。まだの方は是非!!
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冷凍エビ 調理前の下処理方法
背ワタを取る
生のエビを美味しく調理するためには、殻がついているか剥いてから調理するかに関わらず、
背腸を取り除き、塩を振り、その後片栗粉をまぶして水で洗い流すという工程が重要です。
これにより、エビの汚れや臭みを取り除くことができます。
さらに、冷凍エビをさらに美味しくするためにも、このような丁寧な下処理が必要となります。
料理の出来栄えに大きく影響する調理前の下処理を、料理に合わせて選んで実践することが大切です。
「スルッと気持ちいい、えびの剥き方」
フォークをえびの背の殻に入れて上にグイグイと引っ張っていくだけでスルッと殻がむけます◎背わたも取りやすいよ🙆♀️この方法知ってからえび料理めんどくさくなくなったの🥺
みんなにも真似してほしい! pic.twitter.com/T6YRRw8CG1— 管理栄養士-DELISH KITCHENの副編集長 (@DK_recipenohito) October 21, 2023
えびの水気を切る
下処理の後、ペーパータオルなどを使ってエビの水分や汚れをしっかり拭き取ることが大切です。
水分を残してしまうと、料理全体の味が薄まってしまう可能性があります。
さらに、エビに残る水分には、不快な臭いの原因となる汚れやドロップが含まれていることが多いです。
特に尾や脚などの部分は念入りに拭くことで、これらの問題を避けることができます。
↓参考までにどうぞ♪
冷凍エビを解凍しないで料理する方法
解凍して下処理する必要がある冷凍エビですが、忙しい時や解凍を忘れた場合もあります。
そういう場合に便利なのが、「冷凍エビをそのまま料理するコツ」を紹介します。
添加剤を使っていないボイル済みの冷凍剥きエビを使う
インターネットで買える無添加の冷凍エビは、「食品添加物無し」と明記されていて、手軽に入手できます。
ただし、価格が安い冷凍剥きエビには添加物が含まれている可能性があるので、
購入する際は食品の表示をしっかりチェックしましょう。
解凍や下処理の手間が省けるボイル済みの無添加冷凍剥きエビは、忙しい日々を送る人々にとって大変便利です。
冷凍のまんまでOKなのは「素揚げ」!
素揚げには、小さめのエビ、例えば甘エビや川エビが最適です。
大きなエビを使うと少し臭みが出ることがありますが、小型のエビではその心配は少ないです。
ただ、臭みを避けるためにはしっかりと揚げることが大切、この点には注意してくださいね。
エビの天ぷらを再冷凍しても大丈夫?
天ぷらは油がしみ込むと味が悪くなり、常温で置いておくとすぐに質が落ちますし、健康にも良くないですよね。
ですが、天ぷらを再冷凍することは可能です。冷凍エビで作った天ぷらを再冷凍する手順を見てみましょう。
まず、天ぷらを冷まし、重ならないようにジップロックバッグに入れます。
このとき、バッグの中にクッキングシートを敷くとより良いです。
次に、空気をしっかりと抜いて密封し、アルミトレイに並べて冷凍庫へ。
これで再冷凍は完了です。空気を抜くことで酸化を防ぎ、鮮度を保ちます。
アルミトレイは熱伝導性が良いので、速やかに冷凍でき、100円ショップなどで簡単に手に入ります。
解凍時は、食べる前日に冷蔵庫へ移し、自然解凍させましょう。
ゆっくりと時間をかけて解凍することで、美味しさを保てます。
解凍後は、アルミホイルを一度丸めてから広げた上に天ぷらを置き、オーブントースターで加熱すれば出来上がりです。
まとめ
冷凍エビを直接調理すると、美味しい料理にはなりにくいです。
その主な理由は、背ワタを取り除けず、不快な臭いが残ってしまうことです。
ただ、解凍せずにできる料理もあり、例えば素揚げならそのまま調理可能です。
美味しいエビ料理を作るには、しっかり解凍して下処理することが大切です。