風が強い日には、換気口を閉めて騒音を防ぎましょう。
完全に閉められない場合は、段ボールやテープを使って一時的に塞いでも大丈夫ですよ。
普段何気なく使っている換気扇から、いつもと違う音が聞こえたり、
音がうるさく感じたりすると、不安になりますね。でも心配しなくてもOK！
この音は、適切に対処すれば消えてしまいますから。
特に賃貸住宅の換気扇がうるさいときは、まず原因を特定することが大切です。
自分で修理できる場合もありますが、故障している場合は大家や管理会社に相談する必要があります。
どのような音が何故鳴るのか、そしてどうすれば解消できるのか、
それぞれを詳しく説明しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
換気扇から出る異音の種類で対策・解決できるよ！
キッチンやお風呂、トイレの換気扇からうるさい音が聞こえるとき、
その原因はいくつかありますが、そのほとんどが次の方法で解決できます。
■換気扇を掃除する
■換気扇のシャッターに消音テープを貼ってみる
■潤滑油を少し差してみる
■それでもダメなら、部品を修理したり交換したりする
どのような音がどの方法で解決できるのか、異音の原因とその対策をわかりやすく説明しますね。
換気扇が「パタパタ」と音が鳴っている場合
強風が吹くと、換気扇から「パタパタ」という音がすることがありますね。
これは換気扇の背後にあるシャッターが風にあおられているからです。
換気扇は家の外の空気を取り入れているので、室内が閉め切っていても外の風が入ってきます。
そのため、換気扇の裏に取り付けられたシャッターのような部品が風にあおられて音がするのです。
この音の対処法は、換気扇のシャッターに消音テープを貼るか、風圧式のシャッターから電動式のシャッターに変えることです。
さらに、風の強い日にはシャッターを養生テープで止めることも効果的です。
これで、換気扇からのうるさい音を軽減することができますよ。
※換気扇のシャッターに消音テープを貼り付ける際には、シャッター全体を覆わないように注意しましょう。
空気の通り道が塞がれないよう、少し隙間を開けて貼り付けます。
換気扇が「キューキュー」「キュルキュル」と音が鳴っている場合
「キューキュー」「キュルキュル」といったうるさい異音が気になるときは、潤滑油の問題が考えられますね。
潤滑油が足りないと、部品同士がこすれてスムーズな回転ができずに、異音が発生します。
潤滑油には、回転する部品の摩擦を和らげる役割があり、熱による変形も防ぎます。
ですが、使っているうちにだんだん減っていくんです。
そのため、気がつかないうちに潤滑油が不足してしまうこともあります。
異音が気になるだけでなく、潤滑油の不足は部品の摩耗やサビの原因にもなります。
だから早めに補給することが大切です。
潤滑油はプロペラやファンの回転をスムーズにするために必要で、普段使っていると減っていくんですよ。
だから、定期的に潤滑油を補充することが大切です。
異音が気になるときは、ホコリなどの汚れを取り除いてから、潤滑油を差しましょう。
これで換気扇からのうるさい音を軽減できますよ。
換気扇の回転軸には、ホームセンターなどで売られている専用の潤滑油を使います。
まずは換気扇の取り扱い説明書やメーカーの公式サイトで、部品やファンの取り外し方を調べましょう。
ファンを外したら、棒状の回転軸が見えるはずです。
それをきれいにしてから、潤滑油を塗ります。潤滑油を塗るときは、たっぷりと塗りすぎないように気をつけてください。
飛び散る可能性もあるので、適量を守りましょう。
換気扇が「ゴー」「ブーン」と音が鳴っている場合
換気扇から聞こえる「ゴー」「ブーン」という音は、プロペラの羽根やファンにたまった汚れが原因です。
ホコリや油汚れが溜まって回転バランスが乱れ、うるさい音がするのです。
このまま放っておくと、プロペラとホコリの摩擦熱で火事の危険性もあります。
ですから、早めに対処する必要があります。
異音の解決策は、換気扇を掃除してホコリや油汚れを取り除くことです。
また、「ゴー」「ブォー」といったうるさい異音がする場合も、主な原因はホコリや油汚れです。
これらがファンに溜まって回転が阻害されるため、キッチンの換気扇でよく起こります。
この異音は他の音と比べて重たい音がするのが特徴です。
特にキッチンの換気扇ではよく見られる症状で、回転バランスが乱れている可能性があります。
このうるさい音は放置すると負担が増えるばかりでなく、周囲のホコリを巻き込んで火災の危険性もありますから要注意です！
換気扇が「キーン」「キィー」という音が鳴っている場合
換気扇から聞こえる「キーン」「キィー」といううるさい音の主な原因は、
耐用年数に近づいたか、すでに耐用年数を超えた経年劣化です。
経年劣化以外にも、他の原因がまれに組み合わさっていることもあります。
ただし、経年劣化以外の場合、詳しい原因を特定して対策を導くのは難しいです。
経年劣化の場合は換気扇を交換します。
換気扇が「ジー」という音がなっている場合
賃貸住宅の換気扇から聞こえる「ジー」という異音は、おそらくサビが原因でしょう。
サビによって部品がずれたり隙間ができたりして、うるさい音が発生します。
特に湿気が多い場所、たとえばキッチンや浴室などでは、このような異音がよく起こります。
また、「ジージー」と細かく擦れるような異音の場合も錆による抵抗が考えられます。
お風呂場などの湿気の多い場所では、特に部品が錆びやすくなります。
内部が錆びてしまうと、対処が非常に難しくなります。見た目以上に、実際には奥まで錆びているかもしれません。
錆びを取り除くのは難しい上、その後の対処も検討する必要があります。
部品の劣化が進んでいる可能性もあるので、修理よりも部品交換が適切な方法です。
このような異音に対する対策として、業者に依頼しての修理や部品交換、場合によっては換気扇を丸ごと交換することを検討するのがおすすめです。
賃貸の換気扇がうるさいなら大家さんや管理会社へ連絡を
前述の方法で問題が解決しない場合、換気扇が故障している可能性が高いです。
騒音を出す換気扇は、騒音問題にも発展しかねないので、早めに対処する必要があります。
賃貸住宅の場合、換気扇の所有者は通常、貸主です。
自分で修理することができないので、必ず大家や管理会社に連絡しましょう。
費用の負担が気になりますが、賃貸の換気扇が故障した場合、一般的には大家さんや管理会社が修理や交換の費用を負担します。
たとえば、経年劣化による場合は、すべての費用を負担してもらえるでしょう。
ただし、故障の原因が入居者にある場合は、費用の負担が発生します。
手入れを怠ったり、掃除中に部品を壊したりした場合は、修理費用を支払う必要があります。
まとめ
住宅の換気扇から異音がする場合、まず異音の種類に注目してみましょう。
ゴーやブォーといった音なら、ホコリや油汚れが原因かもしれませんし、キーンやキュルキュルなら潤滑油の不足かもしれません。
換気扇の掃除や注油を試して、異音が直らないか確認してみましょう。
紹介した対処法で解決しない場合は、賃貸なら大家さんや管理会社に連絡してみましょう。
借主に責任がない場合は、費用を負担する必要はないでしょう。
また、換気扇がバタバタと騒音を立てるのは、室外にあるシャッター部分が風にあおられることが原因かもしれません。
このような場合は、消音テープを貼り付けるなどの対策ができますが、
この場合も賃貸物件にお住まいなら、大家さんや管理会社に相談しましょう。
強風の日には、それだけで恐怖が付きまといますね。普段からできるだけの対策をしっかりとしておきましょう。
