冷凍ケーキを解凍する最も理想的な方法は、冷蔵庫でじっくりと時間をかけて行うことです。
ただし、時間がない場合、この方法では手間がかかりすぎます。
そんなときは、電子レンジの解凍機能が便利ですが、適切な手順を踏まないと、ケーキが水っぽくべちゃべちゃになってしまうリスクがあります。
この記事では、冷凍ケーキを迅速に解凍する方法と、その際のポイントや注意すべき点について詳細に解説していきます。
冷凍ケーキを早く早く解凍したい！
ある日、食べる予定の冷凍ケーキが当日に届いてしまい、解凍を忘れていた！
そんな時に焦って電子レンジで急速解凍しようとすると、以下の問題が発生することがあります。
- 味が落ちてしまうこと
- ケーキの解凍が不均一になること
- 解凍し過ぎてケーキが溶けてしまうこと
電子レンジでの解凍は、通常はおすすめの方法ではありませんが、急ぐ時には仕方ないこともあります。
電子レンジで一気に解凍してしまうと、ベタベタした部分やまだ凍っている部分、温まりすぎて崩れた部分が出てしまうことも。
急ぐ場合でも、電子レンジを使って冷凍ケーキを短時間で解凍するのは難しいです。
こんな失敗を性懲りもなく何回か経験すると、冷凍ケーキを急いで解凍するコツみたいなものがあるのが分かりました＾＾
冷凍ケーキを電子レンジで解凍！急ぎでする時のコツ
電子レンジでのケーキ解凍は、慣れていないと上手くいかないことが多いため、普通はおすすめしません。
でも、急いで冷凍ケーキを解凍する必要がある場合は、電子レンジの解凍機能を使用するという選択肢もあります。
過去に私が電子レンジで単に解凍ボタンを押してそのまま放置。大失敗でした。
全て電子レンジにお任せは避けるべきでした💦
こんな失敗は私だけかもしれませんが・・・
電子レンジの「解凍コース」の使用をお勧めしますが、それには失敗しない為の細かなルールがあります。
①～⑤まで番号を振っているので、確認していってね。
まずは、①お刺身用のような弱い解凍コースをチョイスする事です。
このコースは食品の重さを自動的に計測し、適切な時間で解凍する機能がありますが、私のように放置せず定期的にチェックすることが肝心なんです。
ケーキのサイズや種類に応じて解凍時間は変わりますが、
②ショートケーキの場合は大体2～4分の解凍が目安です。
2分経過後、15秒ごとに電子レンジのドアを開けて、解凍の具合を確認することが大切です。
③解凍コースがない場合は、出力を100Wや200Wなどの最小に設定し、10秒ごとに状態を確認しながら解凍してください。
この設定なら、ケーキが溶けたり過熱することはほとんどありません。
④ケーキの中が解凍されているかどうかは、つまようじで確認する方法が有効です。
食べる直前なら、つまようじがスムーズに挿さることを目安にし、
⑤時間がある場合は少し硬めに感じる程度で止め、冷蔵庫での解凍がお勧めです。
冷凍ケーキの解凍急ぎじゃないなら
冷凍ケーキを解凍したいけど、電子レンジを使うほど急ぎじゃないけど、なるべく早く解凍したいときってあると思います。
3時間以上待てるなら冷蔵庫で解凍
冷凍ケーキをおいしく解凍するためには、冷蔵庫での解凍が一番良い方法です。
ただし、ケーキの種類やサイズによって、解凍にかかる時間は異なります。
例えば、ショートケーキの場合は約2～3時間、クリスマスケーキやバースデーケーキのような大きなホールケーキでは6～10時間程度かかることがあります。
ショートケーキの場合、3時間程度待てるなら冷蔵庫での解凍がおすすめです。
ホールケーキなどの大きなケーキは、切り分けることで解凍時間を短縮することができます。
1時間待てるなら常温で解凍
室温でケーキを解凍する場合、ケーキのサイズや種類、そして室内の温度によって解凍にかかる時間が変わります。
この方法は以下の理由により注意が必要です。
例えば、部屋の温度が高ければ、小さなケーキは15分程度で解凍することが可能ですが、
一般的な室温では30分から1時間程度かかることがあります。
ただし、ケーキが凍っている状態と室温との温度差が大きい場合、解凍した後にケーキがべちゃべちゃになることがよくあります。
これは、大きな温度差によって解凍が急速に進むことで、
クリームに含まれる水分が分離し、溶け出してしまうため要注意です！
後の章でそうならない為の方法も紹介しています。
冷凍ケーキを解凍する時のコツ
冷凍ケーキにはその時の状況によって色んな解凍方法がありますが、
それぞれにコツがあるので紹介しておきますね。参考になさってください。
冷蔵庫でじっくり解凍するのがベスト
冷凍ケーキを美味しく解凍する最善の方法は、冷蔵庫でゆっくりと解凍することです。
解凍を美味しく行うポイントは、ケーキの温度と外気温との差を最小限に保ち、時間をかけて少しずつ解凍することにあります。
たとえば、チーズケーキ、ガトーショコラ、ロールケーキ、クレープ、シュークリームなどの場合、
冷蔵庫で約2時間解凍させると、冷凍前の風味や食感がよみがえります。
この方法なら、冷凍ケーキを最も美味しい状態で楽しむことができます。
常温保存は外気の温度差に注意
室温で冷凍ケーキを解凍する場合、ケーキと室内の温度差によって、
クリームや水分が分離し、ケーキがべちゃべちゃになったり形が崩れたりすることがよくあります。
この温度差を極力抑えるためには、クーラーボックスや発泡スチロールのボックスの使用が効果的です。
ケーキをボックスに入れて、蓋をせずに自然に解凍させましょう。
また、部屋が冷房などで冷やされている場合、その部屋で解凍するのも良い方法です。
常温保存用ケーキは常温解凍でOK
通常、常温で保存するタイプのケーキやタルトを冷凍していた場合、それらは室温で解凍することができます。
たとえば、普段常温で保管される厚さ約4cmのロールケーキを、室温26℃で解凍した場合、
約30分で解凍が完了し、冷凍前の風味や香りをほとんどそのまま味わうことが可能です。
冷凍ケーキの解凍後の賞味期限はどうなってるの？
冷凍ケーキを解凍した後の保存期間はケーキの種類によって異なりますが、
生クリームやフルーツが含まれるケーキの場合、冷蔵では1～2日、常温では1日が保存の目安です。
特に生クリームやチーズなどの乳製品を含むケーキは腐敗しやすいため、変な臭いがする場合は食べずに捨てましょう。
タルトのように生の素材を使っていない場合は、冷蔵保存で2～3日、常温保存で2日が食べきるべき期限です。
具体的なケーキの種類による保存期間の目安は以下の通りです：
- チーズケーキやガトーショコラ：1～2日程度
- ロールケーキ：2～3日程度
- クレープやシュークリーム：1日程度
ただし、ケーキの包装に解凍後の賞味期限が記載されている場合は、その指示に従いましょう。
急いで解凍して形が崩れたケーキは、早めに食べることをおすすめ。
冷蔵保存しても、元の味わいには戻らないと思いますよ。
冷凍ケーキの賞味期限は？
冷凍庫でのケーキの保存期間は、デコレーションが施されていなくて、
生素材を使用していないケーキやタルトの場合、大体1ヶ月ほどとされています。
これはケーキをラップで包んで冷凍用バッグに入れて保存した際の目安です。
しかし、冷凍前のケーキの味を楽しむためには、2週間以内に解凍して食べることがベストです。
一方で、デコレーションされたケーキや生クリーム、チーズ、生チョコレートなどの生素材を含むケーキの場合は、
美味しく食べるための賞味期限は約2週間が目安です。
ケーキの種類別に見ると、冷凍保存期間は以下の通りです：
- チーズケーキやガトーショコラは約3～4週間。
- クレープやロールケーキは約2～3週間。
- シュークリームは約1～2週間です。
保存期間はそれぞれありますが、冷凍保存しているからと言って過信せずに風味を守る為にも1週間をめどに食べきるのがいいのではないでしょうか。
冷凍ケーキの解凍急ぐ時のまとめ
冷凍ケーキを電子レンジで急速に解凍する場合
■解凍機能を利用する
■15秒ごとに解凍の進行具合を確認する
室温で解凍する場合は
■クーラーボックスや発泡スチロール製の箱に入れて、蓋をしないでそのまま自然解凍させる。
この方法は、ケーキを室温の変化から守りながら、ゆっくりと均一に解凍するのに適しています。
冷凍したクリスマスケーキやバースデーケーキなどのホールケーキを素早く解凍する際は、
ケーキ全体を解凍するのではなく、食べる分だけを切り分けて解凍する方法がおすすめです。
