この記事では、あさりの砂抜きを効果的に行うための50度洗い法と、その際の注意点について解説しています。
砂抜きを成功させるためには、適切な水温と浸け時間の調整、そしてあさりの殻同士を擦り合わせることが肝心です。
方法を間違えると、あさりが死んでしまったり、砂が十分に抜けないことがあります。
テレビでも紹介されたこの手法は、手軽で時間も短縮でき、あさりを美味しくふっくらと仕上げることができます。
しかし、やり方を誤ると失敗のリスクも伴います。
記事では、正確な50度洗いの手順、実際に成功した経験や失敗した際のポイント、死んだあさりの見分け方についても紹介しています。
この方法を身につければ、美味しいあさり料理を家で楽しむことができます。
あさりの砂抜きは50度洗いで！お湯で失敗する原因と成功のコツ
時間のかかるアサリの砂抜き。５０度のお湯につければ、あっというまに砂や汚れを吐き出してくれる。塩も不要。給湯器を５０度に設定したら測定も不要。軽くこすり洗いしてお湯をかえて１５分待てばさらに完璧。旨み成分が増えておいしくなる効果も😋 pic.twitter.com/34kiyuVwMI
— Tuscan Blue (@tuscanblue2015) March 23, 2016
あさりの砂抜きをお湯で失敗しない為の成功のまとめ！
■あさりの砂抜きに最適温度は50℃。これより高すぎてもあさりが死んでしまいます。
■あさりを50℃のお湯につけておく時間は5分～10分。
■あさりをゴシゴシすり合わせて約5分間洗う
■上記の工程を2回繰り返すとより食感の良いあさりに仕上がります！
2回目は5分だけでもOK！
↓より詳しく説明すると・・・
お湯を利用したあさりの砂抜き法と、その際の注意点について説明しています。
通常の方法と比べて、お湯を使うとわずか10分で砂抜きが完了するため、非常に便利ですが、いくつかの重要なポイントを守る必要があります。
まず、砂抜きには50℃のお湯が最適です。この温度では、あさりがヒートショックを受けて砂やゴミを効率的に排出します。
ただし、50℃未満だと雑菌の繁殖が促され、食中毒の危険がありますし、50℃を超えるとあさりが死んでしまい、砂抜きが不可能になります。
適切な温度の管理には温度計の使用がいいですよね。
次に、浸ける時間の管理も重要です。理想的なのは5分から10分の間です。
この時間を超えると、あさりが出す出汁が流れ出てしまったり、死んでしまうことがあります。
5分経過後にお湯が濁っていれば砂抜きは成功していますが、そうでない場合はさらに5分間お湯に浸け続けて様子を見ます。
最後に、単にお湯に浸すだけでは不十分で、あさりの殻をしっかりと擦り合わせることが必要です。
ガシガシとこすり合わせてくださいね。これにより、砂がより効率的に取り除かれます。この作業は、あさりがお湯に浸かった後に行います。
これらのポイントを守れば、短時間で効率的にあさりの砂抜きを行うことができます。
↓Ｘで分かりやすいイラストを見つけました！ご参考にね＾＾
アサリの砂抜きを半日→10分にする裏技 pic.twitter.com/O3Q3f7fe5A
— さかなのおにいさん かわちゃん (@sakana_bro) June 6, 2020
↓そして動画も貼っておきますね！
給湯器で設定できなくても大丈夫！かんたん50℃のお湯の作り方
50℃のお湯を作るのは、実はとても簡単です。
もちろん、給湯器が50℃に設定できるならそれが一番ですが、設定できない場合でも心配はいりません。
まずは①ボウルや他の容器に水を一定量入れます。
次に、②やかんや鍋で沸かしたお湯を同じ量だけ容器に加えます。
これだけで、約50℃のお湯ができあがります。
お湯の温度は、ちょっとアバウトでも大丈夫です。
沸騰した水が100℃であることを考えると、少し冷めても大きな問題はありません。この方法でいつも成功しています。
肌感覚としての目安としては、「かなり熱いが10秒ほどは耐えられる」程度が50℃です。
60℃は「熱いけど数秒触れる」、70℃は「ほとんど触れられない」、80℃は「一瞬で手を離さなければならない」程度に感じます。
これは一般的な感覚なので、あくまで目安としてください。
あさりの砂抜きをお湯で失敗しても食べれる！？食べるのは危険？
あさりの砂抜き失敗した
…ってこんなに砂だらけのあさり初めてなんすけど… pic.twitter.com/mW39I98M13
— めろ✩.*˚ (@me_taiko527) March 22, 2021
お湯を使ったあさりの砂抜きは、時に失敗することがありますが、その場合でも通常は食べられます。
ただし、砂が残ったり、出汁が失われてしまうことで味が落ちることがあります。
砂抜きをする前に既に死んでいるあさりは、食中毒のリスクがあるため食べるべきではありません。
しかし、お湯での処理中に高温や長時間の影響で死んでしまったあさりは食べられますが、これらは出汁が抜けたような状態のあさりとなります。
特に注意すべきは、ぬるいお湯に長時間あさりを浸してしまうと、雑菌が繁殖し、食中毒の原因になることです。
このような状態のあさりは、異臭を放つことがあり、身がドロドロに溶けることもあります。
このような状態のあさりは食べるのを避けた方が安全です。
50℃のお湯を使った砂抜きがうまくいかなかった時は？
それは、加熱後にあさりの水管を取り除くことです。
あさりの水管は、水や砂を体外に排出する器官で、「舌」や「ベロ」とも呼ばれる部分です。
この部分に砂が溜まりやすいので、水管を取り除くことで、あさりをより美味しく食べることができます。
でも一つ一つのあさりの水管を丁寧に取り除く作業が必要なので、この方法は手間がかかります。
どうしてもという時の奥の手ですね＾＾
50℃のお湯を使った砂抜きが成功したら保存もしておこう！
冷凍保存もできます。
砂抜きをした後、水分をしっかりと切り、保存用の袋に入れておけば、約2週間程度は保存可能です。
使用する際は、凍った状態のまま調理に使うことができます。
時間に余裕があるときにあらかじめ冷凍しておくと、後で役立ちますよ～。
まとめ
お湯を使用したあさりの砂抜きで失敗する主な原因は以下の通りです。
まず、①お湯の温度が50℃に達していないこと、②あさりを浸す時間が短すぎるか長すぎること、そして③あさりの殻を擦り合わせていないことが挙げられます。
お湯で砂抜きを行う際は、①50℃のお湯にあさりを入れ、②水管が出たら殻同士を擦り合わせることが重要です。③5分から10分程度待ち、お湯が濁ったり砂やゴミが出てきたら砂抜き成功と言えます。
砂抜きが完全に成功しなかった場合でも、一般的にはあさりを食べることができます。
ただし、砂抜きの過程で雑菌が繁殖することがあるため、調理前にはあさりの状態をよく確認しましょう。
